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泣いて、笑って、恋をした。

第2章 act1






周りに居る人達は見ているだけで何もしない。
男を助ける訳ではなく、寧ろバカな奴と冷めた目付きで見ている人達が大半。




この街のルールは彼
夏目蓮太だから……




彼がやっと男から退けた時
男の顔が店先のネオンと街灯に照され鮮明に見えた。
腫れ上がって
元の顔が想像出来ないくらい。




朱く……
朱く……




そう言えば、
朱雀のカラーは同じ朱だったな……




男から流れる血を見つめながら考えた。




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