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第2章 2.再会




そして夜は明け、俺は始発に近い時間の電車に乗った。





スマホに残っている雅紀の写真を見ていた。




"翔ちゃん!!写メやめろよ!!"



"あ、連写したでしょ!!もう!"



なんて言いながら楽しそうに笑う雅紀が頭に浮かぶ。




俺も笑顔が溢れた。




早く会いたい。





"笑って再会"



そんな簡単な希望がどうなるのかも知らずに。

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