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第2章 2.再会
それから数日がすぎた。
大学生活は親のことがあまりわからないようにするためアパートで一人暮らしをしていた。
そんな一人暮らしの生活も今日で一応終わり。
実家に戻るため、引越しの準備をしていた。
たくさん使った参考書は付箋だらけでボロボロになっていた。
重たいけど実家に持って帰ることにした。
自分が頑張った証を少しでも残したくて。
明日には家を出れそうだ。
「ふぅ…」
ため息をついて思い浮かんだのは
やっぱり雅紀。
実家に戻るってことは雅紀に会えるかな?
でも、あいつ忙しいかもな
お土産でも買ってもっていってやろうかな?
色々考えた結果。
俺はとりあえず雅紀にメールでもしてみることにした。