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チェックメイト

第11章 Are you ready?

(二宮side)

『ちゃんと、帰ってこいよ』

不安気な顔で、俺を見るんだ。
帰ってこない訳がないでしょ?

「わかってるよ」

櫻「待ってるから」

「うん、待ってて♡」

手を離してくれて、俺はその手でドアノブに手をかけた。

櫻「二宮」

まだ、呼び止める?

櫻「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

笑顔を見せて、ドアを開けた。

────

さすがに、10時の風は冷たくて
早くコンビニに着かないかと、足を早めた。

しかし…人がいない。
車は、通るけど通行人がいない。

そんなことを思っていると、
コンビニについた。

店員「いらっしゃいませー」

コンビニには、店員さんとジャージ姿の女の人と、
イケメンでスーツを着ている一人の男性だった。

「あ、ボールペン…」

ついつい見とれてしまっていた。

?「あの」

「へ?」

後ろから声をかけられた。

振り返ると、イケメンの男性だった。

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