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第11章 Are you ready?

朝、目覚めると隣には櫻井さんがいた。

始めなんて、一緒に寝るの嫌がってたくせに今では普通に一緒に寝てるじゃねぇか。

まぁ、嬉しいんだけど。

「櫻井さん、朝だよ。起きて」

体を揺らして、声をかける。

櫻「んー、もうちょっと…」

モゾモゾ動いて、俺を抱き締める。

「朝ご飯、作れないから…」

櫻「二宮、食べる」

「朝から、そういうこと言わないで」

スルリと腕の中から抜けて、
ベットから出る。

櫻「あー、二宮がいないー」

手探りでベットをバタバタする。

「ふふっ」

子供みたいで、可愛いな…。

櫻「あ、二宮見っけた」

目を開いて、俺を見る。
そして、にやりと笑った。

あれ、これってヤバイやつ?

そう思ったときには
もう抱きつかれてた。

「あー、もう…」

櫻「にーのーみーやー」

「何よ」

櫻「おはよ」

それ言うためにどんだけ時間かかってるんだよ。

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