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チェックメイト

第12章 僕の理想も

大「え?櫻井?」

「覚えてない?」

大「誰だよ」

うわ。
智、機嫌悪いな。

ちなみに、今はお昼休み。

「ウィンナー食べる?」

大「え?くれるの?」

「玉子焼きでもいいけど…」

智は、俺の手料理が昔から大好き。
だから、こんな風に誘えば……

大「欲し~~い♪」

ほら、すぐ機嫌直して…


大「どっちも貰うね♡」


「はいはい、どーぞ」

本当、食べ物大好きだよね。


大「あぁ…美味しい♡」


幸せそうな顔しちゃって…。
智の喜びは俺の喜びでもあるからね。


「なら、よかった」


最近は、甘えてばっかりだったから…
なんか久々で嬉しいな。

大「彼氏さん、いーなー」

「ん?」

大「こんな可愛い子がご飯作ってくれるなんてさー」

「だから、可愛いって言う…」

大「本気だよ」

急に真剣な顔になった。
でも、そのあとすぐに笑って

大「嘘とか、冗談じゃないからね」

と、言った。

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