テキストサイズ

チェックメイト

第12章 僕の理想も

ニ「え?ヒロってそんな人?」

和也がビックリして、ヒロちゃんの顔を見た。

前「そーだよ。俺は、昔っから智が好きなんだよ」

平気で答えるヒロちゃん。

ニ「なんで、智なの?」

そうだよ。
俺よりも、和也のほうが可愛いじゃん。

前「ん?可愛いから」

「はぁ?俺が?」

眉間にシワを寄せた。
俺が可愛い?

なに言ってんだよ。

可愛さなんて、微塵も感じないような男だぞ?

てか、まず俺の派閥があること事態可笑しいと思う。

ヒロちゃんなんて、今年初めて同じクラスになったし…。
親しくなったのなんて、本当に最近だし…

ニ「……し、さと…」

「あ、ん?」

全然聞いてなかった。
なんの話?

ニ「もう…すぐ自分の世界に入っていっちゃうんだから…」

「あぁ……ごめん。衝撃過ぎて…」

前「アハハ、だよな。んじゃ、俺は仕事あるからこの辺で」

ニ「うん、またね」

前「おう」

……思考がついていかない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ