チェックメイト
第2章 君の体温 乗せて
家につく頃には隣で気持ち良さそう寝息を立てていた。
「ったく…」
無理して待つ必要なんてないのに。
てか、なんで俺なの?
相葉と仲良さそうだったんだから、
俺じゃなくて、相葉に頼めばよかったのに。
「二宮、起きろ。着いたぞ」
体を揺すっても起きない。
「はぁ…しゃーねぇな」
車から降りて、助手席のドアを開ける。
「二宮、おい、もう抱くからな」
ひざ裏に手を滑り込ませて、
首に腕を回して一気に抱き上げる。
ニ「…んっ」
とりあえず、荷物を持ち車のロックをかけた。
キツいけど、ロビーまで運べればなんとかなるだろう。
ニ「…あ、れ?…櫻井さん?」
寝ぼけたような目で、俺を見た。
「起きたか。おろすぞ」
足を地につけると、首に手を回されてグイッと俺に体を密着させた。
ニ「やだ」
「はぁ?お前、なに言って…」
ニ「お願い」
更に強く体を密着させる。
「わ、わかったから。鍵、開けろ。内ポケットに入ってるから」
ニ「はーい」
返事だけして、俺の内ポケットに手を伸ばした。
「早くとれよ、くすぐったいんだから」
ニ「ん~?コレ?」
軽い金属音がして、俺に見せた。
「そう、それだよ。開けて」
ニ「はーい」
部屋番号を入力して、二宮を抱き抱えたままエレベーターに乗る。
「変な目で見られるわ…」
ニ「兄弟って言えば?」
「余計に変な目で見られるわ」
「ったく…」
無理して待つ必要なんてないのに。
てか、なんで俺なの?
相葉と仲良さそうだったんだから、
俺じゃなくて、相葉に頼めばよかったのに。
「二宮、起きろ。着いたぞ」
体を揺すっても起きない。
「はぁ…しゃーねぇな」
車から降りて、助手席のドアを開ける。
「二宮、おい、もう抱くからな」
ひざ裏に手を滑り込ませて、
首に腕を回して一気に抱き上げる。
ニ「…んっ」
とりあえず、荷物を持ち車のロックをかけた。
キツいけど、ロビーまで運べればなんとかなるだろう。
ニ「…あ、れ?…櫻井さん?」
寝ぼけたような目で、俺を見た。
「起きたか。おろすぞ」
足を地につけると、首に手を回されてグイッと俺に体を密着させた。
ニ「やだ」
「はぁ?お前、なに言って…」
ニ「お願い」
更に強く体を密着させる。
「わ、わかったから。鍵、開けろ。内ポケットに入ってるから」
ニ「はーい」
返事だけして、俺の内ポケットに手を伸ばした。
「早くとれよ、くすぐったいんだから」
ニ「ん~?コレ?」
軽い金属音がして、俺に見せた。
「そう、それだよ。開けて」
ニ「はーい」
部屋番号を入力して、二宮を抱き抱えたままエレベーターに乗る。
「変な目で見られるわ…」
ニ「兄弟って言えば?」
「余計に変な目で見られるわ」