
チェックメイト
第15章 今、思いのままに
「ただいま!」
大きい声で、家に入ると施設長のパンダ先生が出迎えてくれた。
先「お帰り、あら?智くんも一緒?」
大「お邪魔しますっ」
「先生、これなんて読むの?」
ビシッ!
と、先生の前に差し出す。
先「なに?名刺?」
その名刺を先生は受け取って、
エプロンについてるポケットから赤い眼鏡を取り出してかけた。
先「櫻井、翔かしらね」
「サクライ?」
先「そう。これでサクラって読むの」
大「この画数が多い漢字、ショウって読むんだね」
智が、横から指を出してきた。
…サクライ、ショウ。
櫻井翔。
名前を知れただけで、嬉しかった。
ふわふわしてる。
「くふふ」
先「なに、笑ってるの」
大「和也ね、ヒトメボレしたんだって」
先生にこそこそと、耳打ちした。
「あ!言わないでよ!」
先「先生は、応援するよ。また、会えたらいいね」
大「もう、会えないよ。」
先「こら、そんなこと言わないの」
大「痛い!」
「先生、アイス食べたい!」
大「俺も!」
先「いいよー。手、洗っておいで」
『櫻井翔』
いつか、また会えるといいな。
大きい声で、家に入ると施設長のパンダ先生が出迎えてくれた。
先「お帰り、あら?智くんも一緒?」
大「お邪魔しますっ」
「先生、これなんて読むの?」
ビシッ!
と、先生の前に差し出す。
先「なに?名刺?」
その名刺を先生は受け取って、
エプロンについてるポケットから赤い眼鏡を取り出してかけた。
先「櫻井、翔かしらね」
「サクライ?」
先「そう。これでサクラって読むの」
大「この画数が多い漢字、ショウって読むんだね」
智が、横から指を出してきた。
…サクライ、ショウ。
櫻井翔。
名前を知れただけで、嬉しかった。
ふわふわしてる。
「くふふ」
先「なに、笑ってるの」
大「和也ね、ヒトメボレしたんだって」
先生にこそこそと、耳打ちした。
「あ!言わないでよ!」
先「先生は、応援するよ。また、会えたらいいね」
大「もう、会えないよ。」
先「こら、そんなこと言わないの」
大「痛い!」
「先生、アイス食べたい!」
大「俺も!」
先「いいよー。手、洗っておいで」
『櫻井翔』
いつか、また会えるといいな。
