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第15章 今、思いのままに

それからは、地獄だった。
地獄の始まりは、姉貴と悠斗さんのケンカだった。

この時は、まだ3人で暮らしてた。

姉「いい加減にしてよ!触らないで!」

悠「なんでだよ。セックスするのに触らないで出来るわけないだろ」

この人達は、俺が隣の部屋で寝ているのを知ってるのに、セックスをしてた。

姉「汚ないの!あなたの手は汚ないの」

悠「汚ない?」

姉「その手で、私に触れないで!」

狂ってる。

姉「汚ない、汚ない汚ない汚ない汚ない汚ない汚ない汚ない汚ない汚ない!」

布団を頭から被った。

姉「セックスなんて、気持ち悪い!」

狂ってる。
俺の姉貴は、狂ってる。


姉「そんなに、したいなら和也とすればいいじゃない!」


え?


姉「それなら、子供も出来ないし、性処理も出来るじゃない」


目の前が、真っ暗になった。
姉貴、なに言ってんだよ。

どうし───

ガチャ。


悠「和也くん、起きてるよね?」


怖かった。


悠「ふふ、震えてる。起きてるね」


布団越しに、俺のケツに触れた。

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