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第16章 まるで光のwave

大「あ、ありがとう」

前「いーえ。」

昼飯の時間になっても、
イチャイチャしてやがる。

クッソ。
胸くそ悪りぃ。

大「で、何でケンカしたの?」

「いや、大したことじゃないんだよ」

その言葉に続けて、
朝の出来事を二人に話した。

大「あらまあ。」

前「6:4で二宮が悪いな」

「なっ!?」

ヒロの意見に智も同意した。

大「だってさ、櫻井さんは和也のこと大好きなわけでしょ?だったら“ついで”なんて思わないんじゃない?」

前「そーそー。マイナスの考えばっかりすんなよ」

「…じゃ、じゃあさ!今までの人はなんで“ついで”って思ったの?」

問いかけると、二人は目を合わせてそのまま吹き出すように笑った。

「なに、笑ってんの!」

大「和也ってさ、なんか抜けてるよね」

「はあ!?智に言われたくない」

前「まあまあ、ケンカしないで」

「元は、お前らが笑うからだろ!」

勢いよく立ち上がったせいか、
イスが倒れた。

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