
チェックメイト
第17章 星がじわり
「…買いすぎたかな……」
丁度、タイムセール時にスーパーに来てしまったようで…。
結局、エコバック二つ分。
だから、いつもより重い。
「はぁあ…」
今なら、女子の衝動買いが理解できる。
?「あ。こんばんは」
突然、後ろから声をかけられた。
「え?あ、こんばんは…」
声をかけたのは、ボールペンの代わりにペンをくれたお兄さんだった。
男「重そうだね。持とうか?」
「え?いや…大丈夫です……」
男「いいよ。遠慮しないで」
左手に持っていたエコバックを、
スッと軽々と持ち上げた。
「あの…」
男「大丈夫だって。そんな怪しいやつじゃないから」
『怪しいやつじゃないから』
そう言ってる時点で怪しいんですけど。
男「そんな顔しないでよ。じゃあ、これ渡せばいいかな?」
内ポケットから取り出したのは、
黒い名刺ケース。
男「はい。よろしくね」
『松本潤』
「松本、さん」
松「その番号も嘘じゃないからね」
その言葉に続けて、
「今、かけてもいいよ」
と、言った。
丁度、タイムセール時にスーパーに来てしまったようで…。
結局、エコバック二つ分。
だから、いつもより重い。
「はぁあ…」
今なら、女子の衝動買いが理解できる。
?「あ。こんばんは」
突然、後ろから声をかけられた。
「え?あ、こんばんは…」
声をかけたのは、ボールペンの代わりにペンをくれたお兄さんだった。
男「重そうだね。持とうか?」
「え?いや…大丈夫です……」
男「いいよ。遠慮しないで」
左手に持っていたエコバックを、
スッと軽々と持ち上げた。
「あの…」
男「大丈夫だって。そんな怪しいやつじゃないから」
『怪しいやつじゃないから』
そう言ってる時点で怪しいんですけど。
男「そんな顔しないでよ。じゃあ、これ渡せばいいかな?」
内ポケットから取り出したのは、
黒い名刺ケース。
男「はい。よろしくね」
『松本潤』
「松本、さん」
松「その番号も嘘じゃないからね」
その言葉に続けて、
「今、かけてもいいよ」
と、言った。
