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第18章 手にしたもの

まだ白濁がつく手で蕾に触れる。

ニ「んっ…」

触れただけなのに、甘い声を漏らした。

「二宮」

ニ「やだ…」

「え?」

今さら止めるとか無理だからな。


ニ「“和也”って…呼んで?」


そう言われた瞬間、
体の熱が一気に上昇した。

アレは、勢いで…みたいな。


ニ「…ダメ?」


考え込んでしまっていて、
指も止まってた。



「か、和也」



名前を呼んだだけで、
気恥ずかしくなったから

恥ずかしさがバレないように、
ナカに指を挿れた。


ニ「あっ、んぅ…」

切な気な声を出すから、不安になる。

「大丈夫?」

ニ「うん、大丈…夫」

無理して笑ってるように見えた。
さすがに、まだ辛いよな。

「動かすぞ」

二宮が頷く前に、動かしはじめた。
抜き挿しを繰り返す度に声は、甘くなっていった。

ナカも、ヒクヒクしだした。

それを合図に、二本目となる指をグッと挿れた。

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