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チェックメイト

第19章 ふっと君が微笑むように

嫌じゃない。

そう思ってしまった自分に恥ずかしくなった。

櫻「二宮」

「っ!」

ビクッと体が跳ねてしまった。

櫻「なに、どうしたの」

「べ、別に。で、何してきたの?」

これ以上、詮索されないように話題を無理矢理変えてやった。

櫻「ん?濡れタオル」

「え、何すんの?」

何となく、嫌な予感がする。

櫻「んー?」

そんな俺をよそに、
背後に回って俺のケツを叩いた。

櫻「おら、足曲げろ」

「え、ちょ…なんで」

櫻「いいから、早よせいや」

何度も理由を問いただす俺に呆れて、
グイッと膝を押した。

そのおかげで、櫻井さんから蕾が丸見えになった。

「あ、え?まさか、え?」

櫻「ちょ、電気つけて」

「え」

櫻「枕元にあるから」

なんか勝手に話が進んでるんですけど!?

櫻「早くして」

「え、でも……」

櫻「早くしろ」

顔をグイッと後ろに向けられて、
唇を塞がれた。

そのまま、舌が口内を駆け回った。

「っ、はぁ…」

櫻「ほら、つけろ」

…………クッソ。

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