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第20章 二人だけの記憶

ニ「お久しぶりです」

笑顔で、お辞儀をした。
正直、その行動に衝撃を受けた。

悠「和也くんのお陰で、舞も俺とちゃんと向き合ってくれてるよ」

ニ「じゃあ…」

悠「あのビデオ舞花にも見せたんだ」


『あのビデオ』?

「───殺すぞ」
……宣戦布告したやつか。

「あの…」

悠「はい」

「あの…なんか、すいません……」


悠「え?あ、大丈夫です。俺も俺でおかしかったんで。
あのビデオ見て、改心したもので」

ニ「良かった……」

ひとまず安心したみたいで良かった。
やっぱり、原さんのこと心配してたんだ。

「悠斗さんは、和也を好きで抱いていたんですか?」

ニ「なっ!!」

悠「それほど」

「なら、いいです。じゃあ」

悠「はい」

笑顔を残して去った。

もし、好意を持ってたら
この場でフルボッコだったな。

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