チェックメイト
第5章 目の前を閉ざして
(二宮side)
何回、キスされたんだろ。
でもそんなこと考える余裕なんてなかったんだ。
幸せを感じることだけで、精一杯だったから。
櫻「二宮、ごめん。腹減った」
「あー、ごめんなさい。すぐに作るから待ってて」
櫻「おう」
微笑む櫻井さんを直視するのは、絶対に出来ない。
だって、眩しすぎるから。
その光の中に、吸い込まれる気がするから。
櫻「出来た?」
「ん?待って。もうちょっとだから」
カウンターで頬杖を付きながら、
俺の手元ばっかり見ている。
そんなに、腹減ってるの?
だったら、自分でも作ればいいのに。
人に作ってもらうの待つより、
自分で作る方が何倍も楽しいのに。
櫻「お、うまそー」
俺が盛り付けを始めると、呟いた。
「サラダもあるからね」
チラッと顔を見ると、あからさまに嫌な顔をしてる。
「え、サラダ嫌いなの?」
櫻「嫌いじゃない。苦手なだけだ」
大して、変わんねぇーよ。
「そっか…」
せっかくドレッシングも作ったのに。
櫻「でも、二宮がドレッシング作ってたから食べる」
「えっ」
櫻「皿が割れる前に作ってたから」
見ててくれてたんだ…。
ちょっと嬉しい。
何回、キスされたんだろ。
でもそんなこと考える余裕なんてなかったんだ。
幸せを感じることだけで、精一杯だったから。
櫻「二宮、ごめん。腹減った」
「あー、ごめんなさい。すぐに作るから待ってて」
櫻「おう」
微笑む櫻井さんを直視するのは、絶対に出来ない。
だって、眩しすぎるから。
その光の中に、吸い込まれる気がするから。
櫻「出来た?」
「ん?待って。もうちょっとだから」
カウンターで頬杖を付きながら、
俺の手元ばっかり見ている。
そんなに、腹減ってるの?
だったら、自分でも作ればいいのに。
人に作ってもらうの待つより、
自分で作る方が何倍も楽しいのに。
櫻「お、うまそー」
俺が盛り付けを始めると、呟いた。
「サラダもあるからね」
チラッと顔を見ると、あからさまに嫌な顔をしてる。
「え、サラダ嫌いなの?」
櫻「嫌いじゃない。苦手なだけだ」
大して、変わんねぇーよ。
「そっか…」
せっかくドレッシングも作ったのに。
櫻「でも、二宮がドレッシング作ってたから食べる」
「えっ」
櫻「皿が割れる前に作ってたから」
見ててくれてたんだ…。
ちょっと嬉しい。