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雪の日の空に

第1章 日常

今日も1日が終わる。

仕事が終われば、1日終わったようなものだ。
私にとってはこれが毎日の事。

美咲にとってはこれからが今日の始まりの様だけど。

メイク直しに余念のない美咲を見ていると、何が彼女をそこまでさせるのだろうと思う。

私には少しも分からないけれど、頑張っている姿を見ると、やはり応援ぐらいはしたくなる。

「美咲、今日も楽しんで来てね。」

「やだ、ゆき。私はこれから勝負をしに行くの。決闘なの。楽しんでなんていられないよ。」

メラメラと燃える闘志が伝わってくる。

これが恋愛ならば、私には向いていない。

しかし、私の前で見せる闘志なんて、なんとか商事のなんとかさんには見せないのだと思うと、やはり美咲は、凄腕ハンターとしか思えない。

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