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雪の日の空に

第6章 恋心

「んっ…はぁ。」

息継ぎもままならない程で、このまま窒息してしまいそう。

佐月さんのキスはとろけそうな程濃厚で、頭がクラクラする

息の上がった私から唇を離し、そっと見下ろされる

恥ずかしさのあまり紅潮した顔を見られないよう顔を背けると、すかさず佐月さんの顔が首元に戻った

ひとつひとつ丁寧にボタンを外すと

割れ物を扱うかの様に素肌に手を滑らせ

手の平が、胸の膨らみに触れる

「あっ…、ダメです…佐月さんっ」

逃れるようによじる体を捕まえる様に両手を頭の上で拘束さる

「佐月だろ?」

不敵に笑う佐月さんにまた唇を奪われ

拘束されたまま、胸を優しく揉まれる

先ほどの柔らかい話し口調とは違う佐月さんにゾクリとする

やめて欲しいと頭では考えている癖に、体はもうとっくに佐月さんを求めている




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