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雪の日の空に

第6章 恋心

それを合図にする様に、私の身にまとっていた全ての服を脱がし、自身も同じように服を脱ぐ

露わになった佐月さんの胸板がセクシーでそこに手を這わせる

「ゆき…。」

優しくそう囁いて、私たちはゆっくりとひとつになった

だんだんと早くなる腰の動きに、意識が飛びそうなくらいの、快感が襲う。

「あ…ん。さつき…。」

この時初めて私は心から気持ちを込めて佐月と呼んだ

佐月さんは満足そうに微笑むと、深くキスを落とす

好きなんて言葉は言ってはいけない気がして

佐月さんの背中に手を回し、精一杯の好きを腕に込め、しがみついた

「そんないいの?」

いいなんてもんじゃない

「あっ、ダメ…。」

「ゆき?言わなきゃやめちゃうよ?」

やめないで

「んぁっ、いやっ…。」

「なに?」

佐月さんは意地悪だ

普段の佐月さんからは考えられない

私が佐月さんを欲しがっている事なんて分かってるくせに

「佐月…きもちぃ。あんっ…もっと…。」

佐月さんがフッと笑い、繋がったままギュっと抱きしめられたところで

絶頂に達し、意識を手放した。

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