テキストサイズ

雪の日の空に

第7章 偽りの関係

始まってしまった佐月さんとの関係

付き合っているフリとはいっても

普通に食事をしたり

他愛のない会話をしたり

連絡を取り合ったり

側から見れば普通に付き合っている様に見えるのかも知れない

ただ、あれから佐月さんは1度だって私に触れてこない

一緒にいると、あの日の事を思い出して

また触れて欲しいと思っているのは私だけだろう

美咲には、付き合う前に体を許したら後は捨てられない様に自分を磨くしかないなんて脅された

だから佐月さんと会うときは出来るだけ気を使っているつもりなんだけど…

佐月さんは美容師だし、綺麗な人なんて周りにたくさんいるはずだから

少しの変化だけじゃ佐月さんの心までは掴めないのかもしれない

ストーリーメニュー

TOPTOPへ