
エスキス アムール
第27章 彼とのカスタム
【木更津side】
「…波留くん」
「……。
…はあ…ほら。」
最近の僕のブーム。
それは、
朝と夜のおやすみのチューだ。
といっても、ほっぺだけど。
彼はソファで寝るといったけど
正直言って
掛け布団がひとつしかない。
この寒い時期に
布団なしで寝たら、死ぬ。
確実に、死ぬ。
彼もそれを悟ったみたいで
僕と一緒に(渋々)
寝てくれるようになった。
それに気をよくした僕は
ある朝、彼にねだった。
おはようのキスを
してくれ。と。
彼は嫌だとものすごい勢いで
当然拒否をする。
だけど、勝算はある。
少し暮らしてわかったのは、
波留くんは、
こちらが
困ったような
寂しいような
いじけた声を出すと、
放っておけなくなる質らしく。
「しかたねーなー!」
と、嫌な顔をしながらも
何事もやってくれる。
その彼の性格を利用し
通販戦略をとり、
まんまと
彼の頬を手中に収めた。
「…波留くん」
「……。
…はあ…ほら。」
最近の僕のブーム。
それは、
朝と夜のおやすみのチューだ。
といっても、ほっぺだけど。
彼はソファで寝るといったけど
正直言って
掛け布団がひとつしかない。
この寒い時期に
布団なしで寝たら、死ぬ。
確実に、死ぬ。
彼もそれを悟ったみたいで
僕と一緒に(渋々)
寝てくれるようになった。
それに気をよくした僕は
ある朝、彼にねだった。
おはようのキスを
してくれ。と。
彼は嫌だとものすごい勢いで
当然拒否をする。
だけど、勝算はある。
少し暮らしてわかったのは、
波留くんは、
こちらが
困ったような
寂しいような
いじけた声を出すと、
放っておけなくなる質らしく。
「しかたねーなー!」
と、嫌な顔をしながらも
何事もやってくれる。
その彼の性格を利用し
通販戦略をとり、
まんまと
彼の頬を手中に収めた。
