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自業自得少女の恋物語

第1章 すべての始まり

「謝らなくて大丈夫。じゃあ今日から記念日ってことでいいかい?」


「…はい。笑笑」


この日、私と先輩は付き合った。

私の初めての本気の恋は叶った。

嬉しいという気持ちがすごく大きかった。
でも怖いっていう気持ちも多少あった。


これから、先輩を幸せにしていかなければならない。

もし、クラスの人にこのことが知られたら
「は?なんであんなのに彼氏できてこっちにはできないの?」ということを言うんだろう。
…言わないか。

でもこんな地味な私がこんな優しい彼氏を持ってほんとにいいんだろうか。

…そんなの気にしなくていい。
自分が進んでる道はそのまんま行くんだって決めたんだ。



でも後からこの道が地獄の道に続いてるなんて予想できなかった。

後から苦しむなんてそんなこと思わなかった。

私の人生はこの頃から少しずつ崩れていっていた。

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