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《番犬女》は俺のもの

第4章 Rock oN!!!


「…カラオケ…?」

逃げないように囲まれたまま歩く帰り道。

うきうきした様子の零のクラスメイトたちが二人に赤い割引券を渡す。


「そ!カラオケです! ここの2時間無料券がちょうどあるし、好きに騒いでも大丈夫だからぴったりかなって」

「…か、カラオケか」

「──もちろん行きますよね!? ね!?」

「……」


もう、逃げれそうにないな




「…ところで、歓迎会にでる1組のクラスメイトは全員女子なのか? 」

「うーんと…、男子もいたんですけど、みんな急用ができたらしくて」

「…? 」


今回、歓迎会に参加するはずだった1組の男子は、茜も来るということを知ってひとりのこらずいなくなったようだ…。


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