《番犬女》は俺のもの
第30章 茜さんは、俺のもの
「……ふ‥ッ、つ‥‥ぁ、ぁ」
彼女の腰が動いた。
零はタイルに膝をつけて、茜の前に膝立ちになる。
「…ハァ、…チュッ…」
「…ン‥‥篠田…!! …ハ」
零の唇がへそまで下りて…
チュッ‥‥
彼女の下着は、水を吸ってどんどん重くなる。
「…脱がしていい…? 」
「…っ はぁ…!! 待ってくれ篠田…ッ」
待てないよ
「…うぁ…ッッ 見んな!見るな、よ…!」
ゴトンとシャワーが落ちる。
あらぬ方向に湯を撒き散らした。
零は両手の指を彼女の下着にかけてゆっくり引き下ろした。
「駄目だ……//」
「危ないよ ほら…」
逃げたいが、太股まで下ろされた下着のせいでこのまま暴れたら間違いなくこける。
バスルームで怪我なんて御免こうむりたい。
「…ッ ハァ…、頼む…から…」
“ 篠田に見られている……!? ”
意識することで頭が真っ白になりそうだ。
硬直した茜…
零は小さく謝りながら、そんな彼女の片足をそっと持ち上げつつ、抜き取ってゆく。