《番犬女》は俺のもの
第30章 茜さんは、俺のもの
こいつにだけは、やっぱり勝てない…!!
「…ハァ…ハァ…!」
「…‥アっ、アっ…しの、‥// ああ‥!」
大きくなる喘ぎ声──
時おり、負けず嫌いな彼女の言葉がそこに混ざる。
「…お前は ちゃんと‥‥!! 気持ちよく…ハァ、なってるのか…よ…!? アっ、‥‥っ」
「……フフ、うん、お陰様ッでね…ハァ」
「なら…、いい……ぁ」
悶える彼女は、零の肩に爪を立てるどころか食い付いてしまいそうだ。
「覚えてろよ……//」
「──…っ」
「私は いつか‥絶対に…ハァ、っ──篠田だって喘がせてやる……!!」
「…ン、ハハ…ッ、さすが…っ」
零は目を閉じて笑みを噛み締める。
さすが、俺が愛した女───