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《番犬女》は俺のもの

第31章 茜の反撃



「ゴミ箱に捨ててもよかったけど、女の子を泣かせたら…何処かの誰かさんに、怒られるから」

「…減らず口を」

「…ふふ、だから茜さんが食べてよ、それ」

零の言っていることは確かに的を射ている。
反論できず、茜は彼から紙袋を受け取った。


「まぁ、茜さんに群がる邪魔者達からのプレゼントは……全部、俺の胃袋に入れてあげる」


「──…!」


「ラブレターは…捨ててあげる」


「……なんだよ」



ああ、そっか



そういう…ことかよ




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