《番犬女》は俺のもの
第5章 因縁
『お前誰だよ。そこのイケメン兄さんよぉ』
『──俺?』
『青崎の生徒じゃないだろ』
『…ああ、俺は今日転校してきた…』
『その制服は凰鳴じゃねえか、寝ぼけてんな!』
『あれ…(汗) 本当だ』
『ハハッ!なんだこいつ面白ぇ…。せっかく来たんなら遊んでいくか?』
『…別に』
『まぁ待てよ…、カツアゲされたことはあるかい?兄さん…ククッ』
『──…』
『…カネ、置いてけ』
『……ハァ、わかったよ…』
(゜゜)ノ゜っ ポイッ
『──…!!』
その額、10万円──
キラ キラ キラ ァ
『…ん、じゃあね』
『……ゴクリ』