無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

官能的な声色と、微かな息が耳を擽る。


髪を背へ梳くと、露になった首に柔らかな感触が巡る。

ピクッと反射的に反応する

ちゅっ、という音と共に誠さんの唇が離れ


「キスだってできる…」

「ま…ことさん…？」


キスされた後の首をべろりと舐められ、

思わず声が出る


「んっ…」

「…クスッ、可愛い、感じちゃった？」


体が火照りだすと、誠さんは拘束していた腕を解く。


「首を舐められただけで感じるほど敏感か、

……欲しくなったよ、真央」


「か、感じてなんか！
それに 私は…」


誠さんの方に振り返って抗議する


「その人とは 結婚の約束でも交わしてるのか？」

「……え…」


「手を繋いで、キスをして、……SEXは？

…ただ一方的に好きなだけなんじゃないのか？」