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スーパーボール

第1章 カレンダー*山*復縁

しばらく、そのままだった。

櫻「智、風呂入るか?」

「うーん……腰痛い…」

櫻「俺が入れてやるから」

「へ?あ、ちょっ…!」

急に抱き上げられて、
風呂まで運ばれる。

櫻「智…俺も行くよ」

「え?」

翔ちゃんは俺にシャワーでお湯をかけた。

櫻「ドロップ…だっけ?俺も食べれば智と一緒に行けるだろ?」

翔ちゃんは、俺の蕾から熱を掻き出す。

「んっ…でもぉ…」



櫻「好きだ、智…一緒にいよう?」



嬉しい言葉だった。

「本当にいいの?俺、二宮くんにドロップ売った張本人だよ?」


翔ちゃんに、『好きだ』って言われる資格なんて……


櫻「二宮くんって言うのか。」


ボソッと呟いた。


「え?」

櫻「俺、忘れてんだよ。その二宮くんってこのこと」

ビックリした。
そんなことが、起きるなんて……。

そんな副作用、ないのに。

櫻「智?」

「相葉くんだ…」

櫻「え?」

「ドロップにそんな副作用無い…」

俺以外に、あの部屋に入れるのは……


「翔ちゃん、ごめん…一緒に来て」


俺一人じゃ、戦えない。
身勝手だけど…傍にいて……


櫻「謝んな、俺も一緒に行くから」


また、新たな物語が始まる。


-END-

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