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スーパーボール

第1章 カレンダー*山*復縁

(大野side)

久々に重ねた肌は、温かかった。

「あっ、あっ…しょちゃん、んっ」


奥を突くたびに、俺の体は悦んだ。
気持ちよくて、頭が真っ白になった。

だけど……
まだ、不安だった。

こんな風に、翔ちゃんと肌を重ねていいのか

とか…

離れたくないって思っちゃう

とか……

最後って決めたのに。
俺の心は揺らぐばかりだった。


櫻「智…出すよ?」


汗だくなのに光沢の表情を浮かべてる。

俺は、返事をしようとしたけど
気持ちよすぎて、それどころじゃなかったんだ。


したら翔ちゃんの腰の動きが止まった。


櫻「智、大丈夫か?」


前髪をあげられて、汗を拭ってくれた。


「ん、う…あ……だいじょ、ぶ」


やっと出た返事をすると、
翔ちゃんはにっこり笑った。


「ど、たの?」

櫻「智、一緒にいよう」

幻聴だって、わかってた。

「いーの?」

櫻「うん、ずっと…一緒に」

止まってた腰が動き始めた。

そして二人ほぼ同時に熱を吐き出した。

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