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スーパーボール

第19章 チェスボード*モデルズ*焼き肉

「お待たせしましたっ」

個室に入ってきた相葉さん。
いつもと違うくてドキドキしてる。

「あ、俺ダサいですよねー」

そう言いながら「あはは」と笑った。

「そんなことないです。俺の方がダサいと思いますよ」

「えー?嘘だー。今度、松本さんの私服見てみたいです」

明るく微笑みかけられて、
更に俺の胸は高まった。

「じゃ、今度、予定空いたら一緒に出掛けますか?」

「え?それは、なんか…悪いです」

「いいじゃないですか、相葉さんのことまだ知らないから知りたいです」

「へ?ちょ、松本さん…恥ずかしっ」

顔が火照ってるのか
両頬を手で包み込んだ。

「あ、連絡交換しません?」
「あ…はい」

案外、サラッと連絡交換できた。

にしても…

「あ、あっつい!」

不慣れだな。

「あれ?コレ、焼けてます?」
「焼けてないです。」
「あっれ…」

「俺がやりますよ」

相葉さんのもつトングを取ろうとした。
必然的に手が触れるのに…

「あっ…」

なんでそんな声、出すんですか。

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