テキストサイズ

スーパーボール

第19章 チェスボード*モデルズ*焼き肉

「ア、アリだよ」

流れに任せてみた。

「本当?」
「うん、本当」

相葉さんは酔ってるから。
こんな時くらいは…。

「好き」
「えぇー?」

「相葉さんのこと、ずっと好きでした」

両頬を手で包んだ。

「だから、付き合いませんか?」

流れに任せて言った。
けど、俺は本気だよ。

「松本さん」
「はい」

「…俺も、好きです」
「え?」

俺、幻聴でも聞いてる?
てか、さっき『松本さん』って…。

「ごめんなさい。酔ってないです♡」
「えっ、あ…えぇ!?」

戸惑って、ビックリして、
バタバタしてしまった。

「告白、嬉しかったです♡」
「あ、相葉、さ…ん?」

「俺と付き合ってくれるんですよね?」

急に顔が近付いた。

「は、はい」
「俺、性欲強いですよ♪」
「は、はい!?」

「だからいっぱい抱いてください♡」

ちゅっ。

急展開で頭がついていかないけど、
今はいいや。

相葉さんと唇を重ねてればいい。

「好きです、相葉さん」
「俺もです」

視線を絡めて、
再びちゅっとキスをした。

-END-

ストーリーメニュー

TOPTOPへ