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スーパーボール

第2章 フーセンガム*櫻宮*初エッチ

櫻「か、かず!?」
「翔さん…ごめん…」
櫻「え?」

翔さんのモノを握り、上下に扱く。

「俺…出来ない……」

さっきの、確かに気持ち良かった。
だけど…それと同じくらい怖くなった。

あ、ヤバい…。
泣いちゃうかも…。

櫻「かず?」
「ごめん…」

手で扱いていたモノを口に含む。

櫻「…っ、無理しないでいいよ」

口の中に、苦味が広がる。
……でも、不思議と嫌じゃない。

それは、翔さんのだからだ。

櫻「かず、無理して…っ!」

涙が出た。
怖じ気づいてる自分が情けない。
そして、申し訳なかった。

櫻「ど、どうし─」
「……ないで」
櫻「え?」

「嫌いに、ならないで…」

俺のこと、嫌いにならないで。

櫻「なに言って…」

翔さんは、俺をギュッと抱き締めた。
その身体が暖かかった。

櫻「出来なくてもいいよ。今日はここまでにしよ?」

低く、優しい声。
いつだって、この声が俺の傍にいる。

櫻「嫌いになんて、なれないよ」
「うぅ…」

大好きなあなたがいれば、
優しいあなたがいれば、

俺は、一歩踏み出せる。

-END-

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