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スーパーボール

第8章 カメライト*にのあい*写真

ニ「…あ、いや…その……」

勢いで言ってしまってたのか、
顔を真っ赤にしてオロオロし出した。

「ぷっ」

ニ「え?」

「ぷははっ!」

もう、可愛いなあ。
オロオロしちゃって。

そこまで、俺を撮りたいのか。

もう、笑うしかないよね。

ニ「な、なんで笑ってるんで……」

笑うのを止めて、二宮くんの唇に指を重ねた。

「俺ら、同級生でしょ?敬語は禁止」

ニ「ッ!」

みるみる内にまた顔が赤くなる。
それを合図に唇から、指を離す。

「あと、俺のことは呼び捨てでいいよ。いつもフルネームじゃ疲れちゃうよね?」

ニ「な、なんて?」

「相葉、とか?…雅紀、とか」

ニ「相葉雅紀くん!」

「へ?」

カシャッ!

ニ「相葉くん!」

「だからな…」

カシャッ!

ニ「ま、雅紀くん!」

カシャッ!

「二宮くん」
ニ「はいッ!なんでしょう!」

「写真禁止」

ニ「えーーー!?」

「これからは許可がないと撮らせません」

ニ「なんで!」

俺に顔を近づけた。

ニ「どうしてよ!」

「ひーみーつ♪」

ニ「教えてよ!」

安心して。
いつか、俺の一番近くでたくさんの
写真を撮らせてあげるから♡

ーENDー

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