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スーパーボール

第8章 カメライト*にのあい*写真

(相葉side)

いつも、俺のことを撮りにくる同級生。

クラスが一緒な訳じゃないし、
一緒になったことすらない。

なのに。

ニ『相葉、雅紀くん!今日も、ワンショット頂きます!』

と、追いかけてくる。

もちろん撮られるのが嫌な俺は逃げる。

だって、人に写真を撮られるって…
恥ずかしいじゃん。

だけど……校庭の芝生に寝転がるまで必死で俺を追いかける二宮くんが、
正直気になってた。

だから……

「二宮くん、大丈夫?」

話しかけた。

ニ「あ!相葉雅紀くん!」

跳ね上がるように、起きた。

「大丈夫?倒れちゃっ…」

パシャ!

「え?」

ニ「心配気な表情、頂きました!」

嬉しそうに、満面の笑みを浮かべた。
その表情に、不思議と胸が高まった。

「ねえ。なんで、俺ばっかり撮るの?」

ニ「へ?」

満足気に、カメラを弄る二宮くんに問いかけた。

「ほら、俺じゃなくたってさ…」
ニ「嫌です!」

「え?」

ニ「俺は、相葉雅紀くんだけが撮りたいんです!このカメラに相葉雅紀くん以外のデータを入れたくない!」

…どうしよう。

ドキドキしてる……。

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