スーパーボール
第13章 カレンダー*山*漆黒の夜空
それから、智は俺を避けまくった。
声をかけても、逃げるように他のヤツと喋るようになった。
正直、いい気はしなかった。
仲良かったヤツが避けてるんだから。
さすがに、耐えきれなくなった俺は
智の家の近くの公園で智が帰ってくるのを待った。
…ストーカーみてぇだな。
そんな自分に引いた。
……………智は、自分に引いたのか?
どうして、避けるんだ?
自分がホモだって、軽蔑されたと思ったから?
違う。
そんな理由じゃない。
顔をあげると、智が俺を見ていた。
大「…翔、ちゃん」
「さ、とし…」
また俺から逃げようとするから、
手首を掴んだ。
「どうして、避ける」
大「…っ」
智は、口を結んだまま。
何も言わない気でいるんだな。
「どうして、逃げる」
大「離して」
「なんで!俺から離れようとする」
あの日。
俺は、智を冷たい目でみた。
軽蔑しそうになった。
けど……後悔した。
離れて、初めて気づいた。
声をかけても、逃げるように他のヤツと喋るようになった。
正直、いい気はしなかった。
仲良かったヤツが避けてるんだから。
さすがに、耐えきれなくなった俺は
智の家の近くの公園で智が帰ってくるのを待った。
…ストーカーみてぇだな。
そんな自分に引いた。
……………智は、自分に引いたのか?
どうして、避けるんだ?
自分がホモだって、軽蔑されたと思ったから?
違う。
そんな理由じゃない。
顔をあげると、智が俺を見ていた。
大「…翔、ちゃん」
「さ、とし…」
また俺から逃げようとするから、
手首を掴んだ。
「どうして、避ける」
大「…っ」
智は、口を結んだまま。
何も言わない気でいるんだな。
「どうして、逃げる」
大「離して」
「なんで!俺から離れようとする」
あの日。
俺は、智を冷たい目でみた。
軽蔑しそうになった。
けど……後悔した。
離れて、初めて気づいた。