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スーパーボール

第13章 カレンダー*山*漆黒の夜空

大「へー、翔ちゃんって頭いいんだ」

テストが終わり受け取った表をみて
智は呟いた。

時はあっという間に過ぎて、
出会ってから約2ヶ月の月日が経った。

「頭がいいっていうか…出来ちゃう」

大「天才かよっ!」

今では、お互いを名前で呼びあう。

「智ってさ、いつも俺といるけど彼女とかつくらなくていいの?」

実は、昨日告白された。
他校の長谷川さん?だっけ。

知らないから、フったけど。

大「俺さー、女に興味ないんだよね」

…………え。

「え!?」

大「ビックリした?」

あははって笑う智を少し冷たい目で、
見たのは拒めなかった。

どうしても、軽蔑してしまいそうになってしまう。

大「てか…キモいか。」

その言葉を否定出来なかった。

だって、世間でいう


“ホモ”


なんだろ?

大「…引いたよね。」

そう呟いて、俺の前から姿を消した。

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