テキストサイズ

甘い果汁

第8章 とろける果汁



 「なっ…?!」


 「あっ、あーとッ♪

 鈍い歩さんに教えてあげます。

 私達がシてた時~…ドアの方から何か聴こえましたよ?」フフッ


 雪ちゃんはそう言って、

 目が点になっている俺に、

 不気味な笑いをこぼして去っていった。





 ――――――…


 「いらっしゃいませー」


 夜10時

 サラリーマンの人や、会社帰りの人たちが、


 主に多く来店する時間。


 (…里奈にばれてねーよな?)


 俺はそう一人で考えながら、お皿を運んだ。


 そう…里奈もココで働いている一人なのだ。


 さっきから俺と目が合うと、すぐにそらすし…。


 里奈は、さらさらの黒髪で、目はたれ目、ぷるんとした唇に、長い睫、白い透き通る肌に…(以下略)

 でも…一番の客受けは、


 「里奈ちゃんって、おっぱい綺麗だねぇ…ぐふふ」


 胸だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ