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甘い果汁

第8章 とろける果汁



 ガララッ


 「花崎?」


 誰も居ないと思っていたのに…


 「うわあああああああああああっ! 紺野ぉおおおおおおッ!(号泣)」


 私は無意識に紺野に抱きついた。


 「えっえっえっ、花崎も俺の事、好「んなわけねーよ」


 「ですよね(´∀`●) 」


 紺野は、「よしよし」と言いながら、私をぎゅうっと抱きしめてくれた。


 すごく安心して、私は泣いた。





 「グスッ…」


 「落ち着いたっすか?」


 「紺野の癖に、落ち着いた…ぁりがと…」


 紺野の隣に座った。


 「…悠也のこと?」


 紺野の衝撃的な言葉に私はビクッとした。


 「図星か」クスクス


 「笑わないでよっ…知ってたんだ?」


 「そりゃ、花崎ってわかりやすいもんねぇ」


 「紺野に言われたら腹立つ」


 けど、図星って恥ずかしいな、クソゥ…

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