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小百合

第13章 【二つの螺旋】儀式

佐武さんの披露宴の日の夜、ホテルでパーティードレスのまま縛っていただいたの。

「小百合、お前も着てみたいか?」

「・・・いいえ。」

・・・あっ!ウソがバレちゃった!

本音を聞かれたとき、小百合ね、反応しちゃった。
中の旦那様をキュッてしちゃった。

だって旦那様、キュッの後、激しくなったもん。


でも、素振りも見せないまま、一カ月くらい経ったある日、旦那様からメールがあったの。

「週末から数日、家を空ける準備をしなさい。金曜日の午後にかえる。
来週は、ずっと一緒だ。」

キャァァ(≧∇≦)
旦那様とお泊りだぁ!(≧∇≦)

「はい。持ち物はいかがいたしましょう。」

「そうだな。全て向こうにあると思うが、3日ほどの私と小百合の衣服を用意しておきなさい。」

「はい。旦那様。」

ん?向こう?向こうにある?

頭に浮かんだのは、《宴》でした。

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