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小百合

第21章 第21章 【奴隷妻の夜】 四夜

土曜日は雨でした。

シトシトと止みそうにない雨。

朝食を終えて、
「出掛けるぞ。
ブラウスとレザーのミニスカート、下着は無しだ。」

旦那様の冷たい眼を感じてました。

「旦那様、どこに行くの?」

「持ち物と傘はは私が持つよ。
レインコートを着て、ニーハイのブーツを履きなさい。

散歩だよ。」

旦那様は、カバンに何やら入れて持ちました。

小百合、首輪を着けられて、鎖を持たれて歩きました。

傘は一本。

あの頃、小百合のマンションの周りには、建設中のマンションやアパートが沢山あって、工事のプレハブや人通りのない裏通りが沢山あって。

旦那様は、通り沿いのプレハブとプレハブの間を抜けて、基材置き場みたいな所に小百合を連れてきたの。

基材の向こうには、開店したばかりのコンビニや、車の行き来が見えました。

雨は降り続いていました。
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