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小百合

第14章 【調教日誌】師様

「伺っています。
明日、◯※駅に午前10時に来て下さい。私は貴女の顔を存じてますので、北口に出てお待ちください。車で、お迎えにあがります。」

ナニ?ナニ?
イカガワシイぞぉ~。

いちお、旦那様に確認したらOK。
いちお、伺いますの返信。
いちお、勝負下着で行こっと。

駅前に着きました。

小百合に気がついたように、ニコニコと小走りしてくる人。


小百合、この人知ってる。

あの時のあの人。

小百合の手前で段差につまずいて、頭をかきながら。

「やぁ、10時でしたよね。
9時だと思って早く来ちゃって。
あ、関係ないよね。
さ、行きましょう。」

イタズラしちゃお。

「え?どちら様ですか?」

「はいぃ?小百合さんですよね。」

「違いますけど・・・」

「えぇぇ!
し、失礼しました。あれぇ?」

今度は、一段下がった段差にガクッてなって行っちゃうんだもん。

なんか可笑しくって(^^)

「待って下さい。ウソです。
私、小百合です。」

慌てて男性を呼び止めました。

「えっ?
もぉ、イジワルだなぁ。」

「私の顔は、ご存知だってメールにあったじゃないですか。」

「変だと思ったんだよなぁ。
美人ってイメージしかなかったから。」

「お上手ですね。」

「あ、そぉゆぅ意味じゃなくて・・・あ、意味はあってるけど、違う意味で・・・あれ?」

もぉ可笑しくて可笑しくてでした。

「お車は、どれですか?」

「あ、アレです。」

キャァ(≧∇≦)BMWのスポーツカー~!

普通に着いてっちゃいました。

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