テキストサイズ

小百合

第15章 【奴隷妻のプライド】夏

帰って来ないの。佐武さん。

一度、綾ちゃんの携帯に、
「楽しみに待ってろ。」
って、メールが入ってただけ。

「調教、始めちゃおぉか。」

って、ダメだよ、旦那様。

夜8時近く?帰ってきたの。
発泡スチロールの箱がたくさん。

「鮮魚センターまで、行って来た。生と焼きだけ。」

って、誰がサバくのよ。って思ったら、サバいてありました。

時間、掛かるワケよね。

椅子やテーブルを部屋の端に動かして、みんな床に座って、発泡スチロールから直接引っ張り出して焼いたり、飲んだり、食べたり。

美味しかったなぁ。
小百合、嫌いだった生牡蠣、好きになったもん。

生の岩牡蠣・・・
殿方って、大概、やるよね。
レロレロって。

「なぁ、佐武さん、高かっただろう。」

「敗者の償い。いいから、食って下さい。」

なんで、みんな、小百合の顔、みるのよぉ。(;^_^A

もぉ、お部屋、殻やら骨やらでグチャグチャ。

みんな、酔っ払いだし。

三上さん、泣き上戸が判明。
ヒロミちゃんに抱き付いて、
「ヒロミぃ~!
ごめんよぉ~、ごめんよぉ~。」
って、
泣きながらオッパイ、揉んでるし。

みんな、ヘラが入っちゃってるし。

楽しかったなぁ。

「明日は、海、行くぞぉ~!」

イエェーイ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ