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小百合

第18章 【奴隷妻の夜】一夜

調教部屋は暖かでした。

パイプベッドに黒いビニールシート。

白いガウンの旦那様。

「ヒロミさんが眠ってしまった、あの薬だよ。飲みなさい。」

裸のまま、旦那様にもたれ掛かって、薬を飲みました。

暖かい部屋、暖かい旦那様の抱擁。
冷たいシート・・・

愛撫の余韻を感じながら、急激な睡魔に意識は途切れました。

・・・・・・・

変な夢を見たの。

誰だろう。
わからないけど知っている男。

ナイフを振り回してるの。

時々、そのナイフの先が小百合の身体に触れるの。

身体が冷たくなっていって、ナイフをピタピタと付けられるの。

なぜか、衣服が内側から切られていくの・・・

・・・・・・・・・

どのくらい寝ていたのかしら。

不思議な感覚に目を覚ましました。

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