テキストサイズ

小百合

第4章 【黄色い光と水の冷たさ】青い記憶

小百合も、運転出来るようになったよ。

元々、運転には自信あったし。
怖いもの知らず。

何度か、集会にも行ったの。
小百合が運転してったりして。

彼、ハイネックとタイトが好きなの。

乱暴にするから、ハイネックばっかり増えちゃったな。

勉強?

ちゃんとやったよ。
成績は良かったですぅ。

春も深まった、あの日。

短大の帰りに、友達と街に行ったの。

お買い物して、ちょっとローカルな居酒屋さんに行きました。

そこで、偶然、集会で会う人達に会ったんです。

気さくに話しかけられて、友達と、五人で少しお喋りしました。

初めての集会で感じた、この人達の違和感。

その時に思い出すべきでした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ