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小百合

第7章 【奴隷妻】静寂の中


首輪の鎖が長いから、部屋の中は動き回れました。

トレイは、流せないんです。
したら、フタをするだけ。臭いです。

ずっと、裸です。
生理の時だけ、ショーツを許されました。

たぶん朝と夜の2回、彼は、部屋に来るの。
銀のトレイを持って。

小百合はね、床に三つ指で御迎えしなきゃいけないの。

寝てたりした時ね、イキナリ口に入れられて、吐くモノがなくなるまで喉を犯されたり、ムチで打たれるんです。

起きてて、ちゃんと御迎え出来た時は、後ろから突かれながら、食事するんです。

彼は、来る度に小百合の汚物や、汚れたタオルやゴミのお世話をしてくれるの。

何日かに一度、首輪が外される日があるんだけど、その日は、必ず縛られてから首輪は外されて、いろんなことをされるの。
彼、【宴】って言ってました。

最初のうちは、泣きながらお願いしたよ。
「ここから出して!」って。
「もう、許して!」って。

彼を殺そうとも考えたし。
鎖で首を絞めたわ。
敢え無く返り討ちになっちゃって、
それからは、鎖を短くされて、ベッドから離れられないくらいで、トイレにも届かなくされちゃって、シビンになりました。

手に届く物は、ティッシュ、生理用品、シビンだけ。
洗面所もダメ。
お風呂?
彼が洗面器にお湯とタオルを持って来るだけです。



もう、何日?
わかりません。

音がないってゆう世界。
繋がれて、辱められるためだけの世界って、想像出来ますか?

人の気が狂うって、どんなふうになるか、わかりますか?

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