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小百合

第1章 【奴隷妻】プロローグ

封筒の中には、

見たことがない値段のマンションの権利書。
小百合の名義になってました。

彼の部分が全て書かれて、捺印のある婚姻届。

そして、殴り書きの手紙。

「仕事を辞めなさい。
今のアパートを引き払いなさい。
車は売りなさい。
権利書は、小百合が処理をしなさい。
私の名前の紙切れは、小百合に任せる。
全ての準備が整ったら、私に連絡しなさい。」

もう、戻れない。
そう思いました。

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