2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第3章 武者修行
……
……!
リュウ「……」
リュウ「……!ドラゴンは!?」
アキーム「おぉ、目を覚ましたか」
リュウ「アキームさん……ここは?」
アキーム「王宮の医務室だ。リュウ殿は3時間も眠っておったのだぞ?」
リュウ「3時間も?ごめんなさい、結局何の役にも立たなくて……」
アキーム「何を言うか。リュウ殿は必死に皆を守ってくれたではないか。一般市民に被害が無かったのはリュウ殿のお陰ですぞ」
そう言われると、身体を張った甲斐があると言うものだ。
だけど、負傷の原因が余所見とは言えないな……
そうだ……僕の余所見の先にいたあの人はどうしたんだろう。
元魔王軍軍団長『獣王クロコダイン』は……
アキーム「さぁリュウ殿、国を挙げて勝利を祝した宴会が催されています。貴方も是非参加して下さい」
アキームに促されるままに、僕は宴会場へと赴いた。
敵将を打ち倒した功労者のシウバさんは、仏頂面で人々に囲まれている。
そして、恐らくはもう一人の功労者……クロコダインの姿を探す。
クロコダイン「おぉ、小さな勇者殿が生還したぞ」
……?
クロコダインは、入り口にいる僕を見て声を上げた。
商人「おぉ、あれがリュウ殿か……」
子供「お兄ちゃん、格好良かったよ!」
予想外の反応に驚きを隠せずにいると、クロコダインが近付いてきた。
クロコダイン「遅くなってすまなかったな。リュウと言ったか……お前の頑張りで被害が最小限に食い止められた。礼を言うぞ」
リュウ「いえ、僕なんかまだまだです。クロコダインさんが来てくれなかったらと思うと……」
クロコダイン「謙虚な姿勢も見上げたものだ。そうなると真っ先に救援を依頼したベンガーナ王に感謝せんとな」
リュウ「?」
クロコダインの話では、ベンガーナ王はヴェルザー軍の動向を探る為、魔界への入り口があると目されるデルムリン島にシウバを派遣したそうだ。
そして、真っ先に狙われる可能性が高い大国ベンガーナへの応援依頼をしたらしい。
……!
リュウ「……」
リュウ「……!ドラゴンは!?」
アキーム「おぉ、目を覚ましたか」
リュウ「アキームさん……ここは?」
アキーム「王宮の医務室だ。リュウ殿は3時間も眠っておったのだぞ?」
リュウ「3時間も?ごめんなさい、結局何の役にも立たなくて……」
アキーム「何を言うか。リュウ殿は必死に皆を守ってくれたではないか。一般市民に被害が無かったのはリュウ殿のお陰ですぞ」
そう言われると、身体を張った甲斐があると言うものだ。
だけど、負傷の原因が余所見とは言えないな……
そうだ……僕の余所見の先にいたあの人はどうしたんだろう。
元魔王軍軍団長『獣王クロコダイン』は……
アキーム「さぁリュウ殿、国を挙げて勝利を祝した宴会が催されています。貴方も是非参加して下さい」
アキームに促されるままに、僕は宴会場へと赴いた。
敵将を打ち倒した功労者のシウバさんは、仏頂面で人々に囲まれている。
そして、恐らくはもう一人の功労者……クロコダインの姿を探す。
クロコダイン「おぉ、小さな勇者殿が生還したぞ」
……?
クロコダインは、入り口にいる僕を見て声を上げた。
商人「おぉ、あれがリュウ殿か……」
子供「お兄ちゃん、格好良かったよ!」
予想外の反応に驚きを隠せずにいると、クロコダインが近付いてきた。
クロコダイン「遅くなってすまなかったな。リュウと言ったか……お前の頑張りで被害が最小限に食い止められた。礼を言うぞ」
リュウ「いえ、僕なんかまだまだです。クロコダインさんが来てくれなかったらと思うと……」
クロコダイン「謙虚な姿勢も見上げたものだ。そうなると真っ先に救援を依頼したベンガーナ王に感謝せんとな」
リュウ「?」
クロコダインの話では、ベンガーナ王はヴェルザー軍の動向を探る為、魔界への入り口があると目されるデルムリン島にシウバを派遣したそうだ。
そして、真っ先に狙われる可能性が高い大国ベンガーナへの応援依頼をしたらしい。