2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第6章 三鬼竜との闘いと帰ってきた魔人
・
・
・
「よ、相変わらずキザなツラしてんなぁ」
ヒュンケル「お前こそ見た目は変わらんな……ポップ」
ヒム「さぁ積もる話は後にしようぜ」
ポップ「あぁ……『ルーラ』!」
バシュン!
・
・
・
ベンガーナ王「行ったか……何事も無ければ良いが」
ベンガーナ王は王座の真上に掲げられた黒の剣を見つめながら言った。
クロコダイン「ベンガーナ王、何か心配事がおありで?」
ベンガーナ王「うむ、我々は手に余る凶器に頼ろうとしているのでは無いかと思ってな」
アキーム「実は黒の剣を精霊の祠にて清めた後、使い手を募ったのですが……」
・
・
・
それはヴェルザー軍侵攻の一月前のことだった。
シウバ「ベンガーナ王、黒の剣だがくれぐれも使い途を誤らない事だ。あの剣は使い手を選ぶ」
ベンガーナ王「うむ、身心共に屈強なモノに使わせてみよう」
シウバ「……」
アキーム「今ベンガーナ随一の剣の使い手が名乗りを挙げています」
ベンガーナ王「と言うことは、『ダルイ』だな?あの男なら申し分無いだろう。早速黒の剣の授与を執り行おうぞ」
そして……黒の剣の授与は滞りなく行われた。
数日後……
アキーム「ベンガーナ王!大変です。ダルイが、ダルイが反旗を翻しました!」
ベンガーナ王「なんと……」
アキーム「只今城に向かっているとのこと。如何いたしますか?」
ベンガーナ王「やむを得まい。なるべく生け捕りにするのだ」
アキーム「御意に!」
「その心配には及ばない!」
ベンガーナ王「な、何者じゃ!?」
アキーム「この声は、ダルイ!?」
ダルイ「ククク、ベンガーナ王!素晴らしい剣を賜った礼をしにきた」
アキーム「ぶ、無礼な!」
ベンガーナ王「待てアキーム……奴の目を見ろ」
ダルイの目は、凡そ人の物とは思えない程にくすんで濁っていた。
ベンガーナ王「黒の剣に取り込まれおったか……」
・
・
「よ、相変わらずキザなツラしてんなぁ」
ヒュンケル「お前こそ見た目は変わらんな……ポップ」
ヒム「さぁ積もる話は後にしようぜ」
ポップ「あぁ……『ルーラ』!」
バシュン!
・
・
・
ベンガーナ王「行ったか……何事も無ければ良いが」
ベンガーナ王は王座の真上に掲げられた黒の剣を見つめながら言った。
クロコダイン「ベンガーナ王、何か心配事がおありで?」
ベンガーナ王「うむ、我々は手に余る凶器に頼ろうとしているのでは無いかと思ってな」
アキーム「実は黒の剣を精霊の祠にて清めた後、使い手を募ったのですが……」
・
・
・
それはヴェルザー軍侵攻の一月前のことだった。
シウバ「ベンガーナ王、黒の剣だがくれぐれも使い途を誤らない事だ。あの剣は使い手を選ぶ」
ベンガーナ王「うむ、身心共に屈強なモノに使わせてみよう」
シウバ「……」
アキーム「今ベンガーナ随一の剣の使い手が名乗りを挙げています」
ベンガーナ王「と言うことは、『ダルイ』だな?あの男なら申し分無いだろう。早速黒の剣の授与を執り行おうぞ」
そして……黒の剣の授与は滞りなく行われた。
数日後……
アキーム「ベンガーナ王!大変です。ダルイが、ダルイが反旗を翻しました!」
ベンガーナ王「なんと……」
アキーム「只今城に向かっているとのこと。如何いたしますか?」
ベンガーナ王「やむを得まい。なるべく生け捕りにするのだ」
アキーム「御意に!」
「その心配には及ばない!」
ベンガーナ王「な、何者じゃ!?」
アキーム「この声は、ダルイ!?」
ダルイ「ククク、ベンガーナ王!素晴らしい剣を賜った礼をしにきた」
アキーム「ぶ、無礼な!」
ベンガーナ王「待てアキーム……奴の目を見ろ」
ダルイの目は、凡そ人の物とは思えない程にくすんで濁っていた。
ベンガーナ王「黒の剣に取り込まれおったか……」