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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第4章 魔界へ

ノヴァ「ここだ……」

ザシュ……!

デスクロウ「ブヘぇ……」

正に一閃……一筋の光が見えたと思った瞬間、デスクロウは十字に切り裂かれた。

ドシャ……

そして、デスクロウは力無く地面に墜落した。

ノヴァ「ノーザングランブレード……お前には過ぎた技だ」

リュウ「す、凄い……」

カァ…カァ…カァ…

デスクロウは倒れ、引き連れていたカラスの群れは四散して行った。

アポロ「ノヴァ、また腕を上げたな」

ノヴァ「もう役たたずは御免ですからね」

リュウ「ノヴァさんもサライさんも凄いなぁ」

ゴメ「リュウだってまだまだこれからだよ」

アポロ「それにしてもヴェルザー軍10師団か……大分敵の全容が見えて来たな」

ノヴァ「それよりもあのカラス共、僕たちの事を報告しに帰ったんじゃないか?」

マァム「確かに、その可能性は高そうね」

タッタッタ……

昴「皆、無事だったか……」

アポロ「昴、街の様子はどうだった?」

昴「話は後だ。一先ずここを離れよう……今のところ街は安全だ」

パーティーは、昴に言われるがまま街へと向かった。



リュウ「人の気配が全然しないね」

昴「ここは廃虚に近いらしい。一人魔族の老人がいるだけだった」

昴は、皆にヴェルザー軍とバーンの残党の戦いやガウス将軍の事を話した。

アポロ「成る程……デスクロウはそのガウス将軍を探しに来たって事か」

サライ「ならばここで待機して敵の戦力を削ってはどうです?」

ノヴァ「いや、僕たちの存在に気付かれた可能性は高い。総力戦になれば不利だ」

アポロ「そうだな。何よりも私たちには限られたアイテムしかない……持久戦になれば勝利は難しいだろう」

マァム「ねぇ、この街をもう少し探索してみない?もしかしたら魔界の地図なんかが見つかるかもしれないし」

リュウ「皆さん……ガウス将軍と共闘は出来ないかな?」

……!

リュウ「クロコダインさんやラーハルトさんの様に仲間に……とはいかないだろうけど、今の僕たちとガウス将軍は利害関係が一致してると思うんです」

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